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ネクストテクノロジー戦略

シリコンバレーにおいては、大企業にとってベンチャーキャピタルは、新規ビジネスの触媒の存在となっています。グーグルとセコイア・キャピタルが、グーグル投資ののちの新規ビジネス戦略もYouTubeやグーグルマップを投資先からグーグルに買収を持ちかけるなど新事業の触媒として機能し、その後のグーグルのCVCであるグーグルベンチャーの下地を作る役割をしています。SIPはテクノロジーとビジネス・インキュベーションができるハンズオン・ベンチャーキャピタルとして大企業のトップ直轄での新規事業の戦略策定に共に取り組み、研究開発部門の不足部分をコーポレートVC部門として統合的にアプローチし、コーポレートVCの設立サポート・運営支援もしくはアウトソースをグローバル規模で行うことをお手伝い致します。

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大企業の既存の新規事業への取り組みは、社内のリソースをベースに考えがちになるため、各分野において基盤テクノロジーのシフトがどのくらいのタイムスパンでどのくらい社会的インパクトでおこってくるのか、といったことから乖離しがちになります。弊社の支援アプローチはイノベーションとしての市場ドリブンで社内に足りない技術リソースなどを帰納的にリソース整理することから分析をはじめます。

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大企業のビジネスシステム・サービスはモジュール化が進んでいないため、テクノロジー・インキュベーションを進める素地として大企業のサービス開発・技術のモジュール化を整備し、内部リソースと外部リソースを有機的に活用できる体制をつくります。

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研究開発部門の役割は、全て自社で将来戦略に必要な技術リソースを作り出すことではなく、必要な技術をビジネス・システム、プロダクトモジュール、コア技術などにモジュール化して、そのパーツが世界中のどこの大学やベンチャー企業・大手企業の開発部門がどのようなクオリティーレベルで行っているかを調べ、それを自社リソースに組み入れていくことであります。SIPでは、グローバルのイノベーション供給拠点を、アメリカは、西海外とMIT等のあるボストン等東部、日本は大学研究開発VC及びコーポレートVC、さらに中国・シンガポール・インド等の他のアジア、イスラエル及び北欧・スイス・フランス等のEU・イギリスを3エリアにわけてテクノロジーをリサーチしていく体制づくりをサポートしていきます。

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羅針盤としてのテクノロジーの戦略の方針が決まった上では、開発投資を最大効率化するために研究活動からの演繹から、実際のフルスケールの開発をする前段としてビジネスとしての見極めをするためのプロトタイプの作成を管理し、開発に進むものの中で自社1社で戦略的に取り組むもの、他のVCと共同で取り組むものと、開発には至らずIPの提供・売却などでビジネス化するものとを整理する体制を作ることを目指します。

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さらに最終的には、ネクスト技術戦略を見直した上で、研究開発部門とコーポレートVCを統合し、内製開発としての研究開発部門とアウトソース開発部門としてのコーポレートVCの予算と人材アロケーションの見直しを図っていきます。研究開発部門の人間を投資先、もしくは提携先の大学の研究員・ベンチャー企業のCTOサポート要員として再配備を図り、グローバルなテクノロジー戦略体制を構築していくお手伝いをさせていただきます。

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以上がSIPが各企業に対して行なっている新ビジネス戦略とそのためのネクスト技術戦略、さらにグローバル規模での必要技術リソースを組み立てて将来の新戦略を準備し、コーポレートVC設立の支援・受託を進めていきます。

SIPテクノロジー戦略資料